お田植え 5月15日
穂が出て実ってきました。 8月22日 | もうすぐ稲刈りです。 | |||
米作りと台風と天気予報 | ||||
この時期になるとどこのお百姓さんも台風情報に注目します。 その雨や風で稲が倒れてしまう事があります。 それはそれは悲惨なもので、せっかくここまで育ててきたのに無残な姿になります。 収穫量に影響があることはいうまでもありませんが、その倒れた姿を見る方が辛いのです。 しかし、倒れる稲と倒れない稲があります。 倒れる稲は運がわるかった。そこは風が強かった、雨が強かったという事もありますが、 全てがそうした原因ではないのです。 それでは何が一番の原因か? 最も重要な原因はほかにあるのです。風雨の強さではないのです。 それは、稲の草丈など茎の強さにあります。 草丈が長いと倒れやすくなるのは当然ですが、そうならない様に田植のときから生育管理が必要です。 この管理は、肥料の与え方、水管理などがあります。 その方法は、それぞれの田んぼ(土地)の土質や地形によって全く違います。 さらに、その年の日照条件や気温、湿度、雨の降り方によって管理方法をコントロールします。 したがって、お百姓さんは長年の経験と培ってきた“カン”に加えて、その年の気象状況を考えて 総合的に判断して管理を進めていくのです。 まさに、米作りの総合プロデューサーです。 お百姓さんは その田んぼの(土地)の日照条件や気温、湿度、雨の降り方を知りたいのですが、 通常のテレビや新聞の天気予報ではそこまで細かく知らせてくれません。 それでは、お百姓さんはどのようにしてそれらの情報を手に入れているのでしょうか? しかも、水管理などするには、リアルタイムでなければなりません。(雨の前に水口を止めるなど) その地域にあった天気予報(日照時間や気温、、雨の量、降っている時間)まで細かくリアルタイムで 教えてくれる所があるのです。 そこは、昔から有線放送として存在し、今はケーブルテビ(CATV)となっているメディアです。 ケーブルテレビには「お天気チャンネル」があり農業に必要な情報を提供しています。 なんとここでは、通常の天気予報に加え気象衛星からとらえた雲の様子、さらに その土地の1km四方の気温、降水量まで予報してくれています。 その他、それまでの降水量、風の方向、日照時間などのデータも提供しています。 このチャンネルは農業管理をするものにとって必要不可欠です。 カンポおじさんもプログに書いた「水路の当番」の時はいつも見ていました。 余談ですが、このケーブルテレビはインターネット接続も提供しており、 カンポおじさんはここを利用しております。 農業と言うのは「奥が深い」ものだとつくづく感じているこの頃です。 |
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稲刈り直前 9月4日 |
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9月9日 | |
いよいよ稲刈りです。まず、自家用の米。 手作業で行われ、天日干しにします。 この写真は、もち米の稲刈り。 これは例年一番早く刈り取る。 作付けは自家用だけなので極めて少ない。 2条用の稲刈り機で刈って、「はざ」で干す。 我が家のみで行う。 言わば稲刈りの原点である。 |
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