臼挽き
2005年9月28日
2006年9月27日
2007年以降はコイン精米を利用して籾から一度に白米にしてしまうことにしたので、自宅で臼挽きは行っていない。
  実のついた稲=稲穂から「実」だけをとる。これを「稲こき」という。標準語では「脱穀」である。
  脱穀された稲の「実」のことを「
籾=もみ」という。
  この「籾=もみ」から一番外の「殻」を取り去るのが「
臼挽き」である。
  これが「
玄米」になる
  ちなみに、この殻=「籾殻」は肥料や野菜の保護などいろいろな使い道がある。
  焼き芋を作るとき、籾殻を燃やしてその熱で焼くと美味いと聞いたことがるが真偽のほどはわからない。
カンポおじさんが高校生の時の話である。
秋のある日、何気なく明日は「うすひきだ」と友に言ったことがある。
その時、その友人は不思議そうな顔をしながらも、笑いを浮かべて、
手で石臼を回す格好をしながら「こういうことするのか?!」と言った。

まさか、石臼を使って粉をひく様子でもないし、何をするのだろう?と言うような雰囲気であった。
カンポおじさんが、親切に「うすひき」なる農業作業の一部始終を教えてあげると、納得した様子で、
「それは良い言葉だ。昔は本当に石臼で籾殻を取っていたからな。」と言ってえらく感激していた。
その友人は非農家で、農作業のことは全く知らなかったけれど、優秀な文科系の男で社会科的知識から解ったのだろう。

カンポおじさんも、なんだかこの「うすひき」という言葉が好きである。
そして、臼挽きの時はいつもこのエピソードを思い出す。

この「うすひき」なる農業作業を一般の言葉や標準語ではなんと言うのだろう。
ちなみに、ある農機具メーカーのホームページにてこの「うすひき」の機械の紹介記事には「籾すり機」と書いてあった。
そうすると、「うすひき」は「もみすり」ということになる。
やっぱり、「うすひき」のほうがよい!

おばあさんの所にある箱の中に籾を入れる。 機械の中で籾殻を取る。(臼を挽く)   おじいさんの所で計量して取り出す。


デジタル計測器で軽量します。
玄米で30kg(一表60kgの1/2)が一袋