はざにかけて干してあった稲を「こき」ます。
                         標準語で言う と「脱穀」です。

                         ある人から質問がありました。
                         田んぼに実っている稲は見たことがる。
                         それにお米になる「実」がついているのはわかる。
                         でも、それからどんな過程(工程)を経てわれわれが食べる「米」になるのかわからない。
                         「稲刈り」だの「稲こき」だの「臼挽き」だの「米をする」だの、
                         それぞれ何をするのだ。というのである。

                         また、「稲」だの「ハザ」だの「にご」だの「わら」だの「もみ」だの「うす」だの
                         なんだかわからない。といったことである。
                         玄米ともみは同じものか。。
                         などさまざまなことを質問されたのである。

                         もっともである。この辺の作業を知らない人が多くいることに
                         気がつかないカンポおじさんは反省しなければならない。

                         
                         ちなみに「稲刈り」は田んぼから「実」のついた稲を刈り取ることである。
                         それを物干し竿みたいなやつ。。。これを「ハザ」という。
                         これにかけて干す。(この天然干しがうまい米になる)
                         これを「ハザかけ」という。

                         乾いたら実のついた稲から「実」だけをとる。
                         これを「稲こき」という。標準語では「脱穀」である。
                         脱穀された稲の「実」のことを「籾=もみ」という。
                         実が取り去られた稲のことを「藁=わら」という。
                         この藁は、堆肥にしたり、お正月のしめ縄飾りなどの使う。

                         しかし最近は、コンバインで作業するので、
                         一度に上記の「稲刈り」から「稲こき」まで行ってしまうので能率が良い。
                         したがって、「稲刈り」といえば、「刈り取って稲こき」までを意味することが多くなった。。
                         「稲の実=もみ」の乾燥はJAなどの施設の中で強制的にされる。
                         
                         もみ(籾)から外皮を取り除いたものを「玄米」という。
                         この状態で俵に60kg詰めると米俵一表となります。
                         もみ(籾)から外皮を取り除くのを「臼引き」という。   ここからは臼引きのサイトへ