このサイトに書かれていることは平成16年度に記したものであり、年を追うごとに微妙にやり方が変わっています。
しかし、基本的には同じ考え方で作業をしています。                       平成29年5月25日 記

お田植え 5月5日〜7日     
  平成19年のお田植えは5月6日〜8日(植え直しは除く)毎年日付は違います。

米作り前半のメインイベント、最大の作業である「お田植え」の記録です。
昔はすべて手で植えていましたが、今は機械植えなので、ずいぶん楽になりました。

さて、タイトルの「お田植え」のことについて「ウンチク」を書いておきます。
なぜ、「田植え」ではなくて、「お」がついた「お田植え」なのでしょうか。
5月4日の掲示板のヒロさんからの投稿の中に「お田植えと言えば。。。」という部分があります。
(下線部は平成16年の記載であり平成19年の現在は掲示板は存在しない))
カンポおじさんは、この言葉を見てえらく感動しました。
そういえば、おじいさんも、おばあさんも「お田植え」と言っています。
決して、「田植え」とは言いません。
それはなぜか。。。。
田植えの前に「お」という尊敬の意を込めた言葉をつけることにより「田植え」が単なる作業ではなく、
米作りにおける大事なイベントであり、豊作をを願うお百姓さんたちの気持ちの現れである。。からだと思います。
おばあさんは、はっきりと「お田植えは、一番のお祭りだからなあ〜〜」と言っていました。
そうです。「お田植え」は「お祭り」なのです。

したがって、「お田植え」は、一家総出で作業をし、精一杯楽しんで行うこととしました。
また、この日 いつもお世話になっている隣のおばあさんがお手伝いに来てくれました。
さらに、差し入れを頂きました。
5月4日の掲示板に投稿されたヒロさんからも、差し入れを頂きました。
おばあさんは、「今年のお田植えはうれしいねえ〜〜、あちこちから、お祝い物(差し入れ)が届く。。。」
と、喜んでいました。
まさに、「お祭り気分」でした。
もっとも、昔は米作りの中で一番苦しい作業だったのでしょう。だから、余計に「お田植え」だったのでしょう。

余談ですが、カンポおじさんの子供の頃には、この時期 学校が一週間ほど休みになりました。
この休みのことを「お田植え休み」と呼んでいました。(農繁休暇というのが実際にあったのだ!!)
「お手伝い休み」ともいわれ、手で植えるため子供も絶好の作業員でした。
カンポおじさんも、作業員として扱われましたが、疲れるのでいやになり、逃げ出したくなったのを覚えております。
ちなみに「猫の手も借りたい。」という言葉もありますね。
そのくらい、お田植えは大変な作業だったのです。
     活躍した田植え機「ウェルスター」(植えるスター)
苗を取った育苗箱についた土を洗い落とす。乾かないうちに洗うと楽に落ちる。これがノウハウ
おばあさんたちが、がんばって洗いました。洗い専用の機械もあるが今年は使いませんでした。
この仕事も、非常にたいへんな労力を要します。

機械植えの後、欠株や田んぼの端を手植えで補足してきれいにする。
この作業が少なくなるように機械植えをするのがよい田植えといえる。。